生理 月経過少:その原因と対策
月経過少とは、月経の周期はいつも通りなのに、出血の量がとても少ない状態を指します。一般的には、月経の期間が二日より短い、あるいは出血の量が三十ミリリットルに満たない場合、月経過少と診断されます。普段の月経では、子宮の内側にある膜(子宮内膜)が厚くなり、赤ちゃんを迎え入れる準備をします。しかし、妊娠に至らなかった場合は、この内膜ははがれ落ちて、経血として体外へ排出されます。月経過少の場合、この内膜の育ち方が十分でない、あるいははがれ落ちる量が少なく、そのため出血量が少ないと考えられています。このような状態は一時的な場合もありますが、長く続く場合は、体に何らかの不調が隠れている可能性も考えられますので、注意が必要です。例えば、過度な食事制限や激しい運動、強いストレスなどが原因で、月経に影響を及ぼすことがあります。また、子宮や卵巣などの病気が原因となっている場合もあります。東洋医学では、月経は女性の健康状態を映し出す鏡と考えられています。月経過少は体からの大切なサインです。気(生命エネルギー)、血(血液)、水(体液)のバランスが崩れていると、月経にも影響が出ると考えられています。特に、「血」の不足は月経過少に大きく関わるとされています。「血」は全身に栄養を運ぶ大切な役割を担っており、「血」が不足すると、子宮内膜が十分に育たず、経血量も少なくなってしまうのです。また、冷えも月経に影響を与えます。体が冷えると、血の流れが悪くなり、月経過少につながる可能性があります。月経過少が続く場合は、自己判断せず、医療機関を受診し、根本原因を探ることが大切です。生活習慣の見直しや、適切な治療を受けることで、月経のバランスを整えることができます。
