多汗症 わき汗に悩むあなたへ:東洋医学からの解決策
人は体温を一定に保ったり、不要なものを体外に出したりするために汗をかきます。汗を出す腺には二種類あり、全身に分布するエクリン汗腺と、わきの下などに集中するアポクリン汗腺があります。わきの下の汗は主にアポクリン汗腺から出ており、この汗には脂質やタンパク質といった成分が多く含まれています。この成分が皮膚にいる細菌によって分解される過程で、独特の臭いが発生するのです。そのため、わきの汗が多いほど臭いも強くなる傾向があります。わきの下の汗の量には、様々な要因が影響します。強い精神的な緊張やストレスを感じている時や、脂っこいものや甘いものなど、偏った食事をしている時、ホルモンバランスが乱れている時などは、わきの下の汗が増えやすいと言われています。東洋医学では、わきの下の汗は、体の中の水分の流れが滞っている状態、つまり「水毒」として捉えます。体に必要な水分がうまく巡らず、わきの下に溜まってしまうと考えられています。また、「気」と呼ばれる生命エネルギーの流れが乱れたり、体の熱のバランスが崩れたりすることも、わきの汗に関係すると考えられています。例えば、体に熱がこもる体質の人や、辛いものなど体を温める食べ物をよく食べる人は、わきの汗をかきやすい傾向があります。このように、わきの下の汗の出方は、その人の体質や生活習慣と深く関わっています。そのため、それぞれの原因に合わせた適切な方法でケアをすることが大切です。自分の体質を理解し、生活習慣を見直すことで、わきの汗の量を調整していくことが可能です。
