ストレス 東洋医学から見る鬱病
東洋医学では、心と体は切り離せないものと考えます。心と体は表裏一体の関係にあり、互いに深く影響し合っているという考え方が根底にあります。そのため、心の不調は体に現れ、体の不調は心に現れると考えます。例えば、気分が沈む、イライラするといった心の不調は、体にも影響を及ぼし、食欲不振、不眠、肩こり、頭痛といった症状が現れることがあります。反対に、体の不調、例えば慢性的な疲れや痛みなども、心に影響を与え、不安感や気分の落ち込みなどの症状につながることがあります。西洋医学では心の問題として扱われることの多い鬱病も、東洋医学では体全体のバランスの乱れとして捉えます。東洋医学では、「気」「血」「水」のバランスが健康を保つ上で重要と考えられており、これらのバランスが崩れることで、様々な不調が現れると考えられています。鬱病の場合も、気の流れが滞ったり、血が不足したりすることで、気分の落ち込みや倦怠感、不眠などの症状が現れると考えます。そのため、単に気分の落ち込みを改善するだけでなく、体全体のバランスを整えることで、根本的な改善を目指します。具体的には、鍼灸治療や漢方薬を用いて、気の巡りを良くしたり、血を補ったり、体のバランスを整えていきます。また、食事や生活習慣の指導も行い、心と体の両面からアプローチすることで、より健康な状態へと導きます。これは、心と体が互いに影響し合うという東洋医学独特の考え方によるものであり、西洋医学とは異なる視点で治療を行います。根本的な原因にアプローチすることで、再発しにくい体作りを目指します。また、患者さん一人ひとりの体質や症状に合わせて、オーダーメイドの治療を提供することが可能です。
