その他 慢脾風:小児の難病
慢脾風は、主に乳幼児期に発症する慢性の発作性の病気です。繰り返し起こる発作が特徴で、東洋医学では体の根本的なエネルギーである陰と陽のバランスが大きく崩れ、陰が強くなり陽が弱くなった状態と考えられています。これは、生命の力である陽気が不足し、冷えや停滞といった陰の性質が体の中で優勢になることを意味します。慢脾風は、現代医学でいうウエスト症候群やレノックス・ガストー症候群といった治りにくい発作の病気と関連があると考えられています。これらの病気は、脳の働きに異常が生じることで発作が繰り返し起こるのが特徴です。慢脾風では、発作以外にも、発達に遅れが見られたり、手足の動きがぎこちなくなったりすることもあります。また、顔色が悪かったり、食欲がなかったりするなど、体の様々な部分に影響が現れることもあります。東洋医学では、慢脾風の原因を、生まれつきの体質の弱さや、母体からの病気の受け継ぎ、あるいは後天的な栄養不足や病気などが積み重なって、体のバランスが崩れた結果だと考えています。特に、脾という臓器は、東洋医学では消化吸収を司り、体のエネルギーを作り出す重要な役割を担っています。この脾の働きが弱まると、体に必要なエネルギーが十分に作られなくなり、陽気が不足して陰気が強くなることで、様々な症状が現れると考えられています。慢脾風は、命に関わることもある重い病気です。子どもの様子にいつもと違う点があれば、すぐに専門の先生に相談することが大切です。早期に適切な治療を始めれば、症状の進行を抑え、より良い状態を保つことができる可能性が高まります。保護者は、子どもの異変に気を配り、少しでも気になることがあればためらわずに専門医に相談しましょう。
