不妊 白淫:東洋医学からの理解と対処
白淫とは、東洋医学で使われる言葉で、尿に精液が混じったり、女性の場合は長く続くおりものを指します。西洋医学の病気の名前とはぴったり一致するとは限りませんが、長く続く前立腺の炎症や細菌による膣の炎症などと関係がある場合もあります。大切なのは、白淫はただ身体の表面に現れる症状ではなく、体全体の調和が乱れているサインだと東洋医学では考えていることです。特に、腎と脾の働きが弱っていることを示すと考えられています。東洋医学では、人の体は様々な臓器が互いに繋がり、影響し合っており、全体でバランスが取れていることで健康が保たれると考えます。ですから、白淫は一部分だけの問題ではなく、全身の状態が悪いことを映し出していると考えます。例えば、腎は生命エネルギーを蓄え、成長や生殖に関わるとされ、脾は食べ物から栄養を吸収し、全身に運ぶ働きを担うと考えられています。これらの働きが弱ると、体に余分な水分が溜まりやすくなり、それが白淫として現れるとされます。また、過労や心の疲れ、冷えなども原因として考えられます。これらは腎と脾の働きを弱らせる要因となるからです。このように、白淫を一つの症状として捉えるだけでなく、体全体のバランスの乱れとして捉え、根本的な原因を探ることが、東洋医学の治療では重要になります。西洋医学とは異なるこの考え方が、東洋医学の特徴と言えるでしょう。
