その他 剛痙:知っておくべき熱性痙攣
子どもが高熱を出した際に、体が硬直し、まるで彫刻のように固まってしまうことがあります。これは剛痙と呼ばれる症状で、熱性痙攣の一種です。熱性痙攣は、生後六ヶ月から五歳くらいまでの子どもに多く見られ、特に三歳以下の子どもに好発します。熱性痙攣と聞くと、手足をばたばたさせるような激しい動きを思い浮かべる方が多いかもしれません。確かに、それが典型的な熱性痙攣の症状です。しかし、剛痙は、それとは異なるタイプの熱性痙攣です。全身の筋肉が収縮し、体が突っ張った状態になります。まるで彫刻のように硬直するため、初めてこの症状を目にした保護者は大変驚きます。多くの場合、剛痙は寒気や震えを伴います。高熱が出ているにもかかわらず、汗をかかないことも特徴の一つです。まるで、寒い冬に震えているかのようです。この症状は、急激な高熱によって脳の働きが一時的に乱れることで起こると考えられています。脳が正常に機能しなくなることで、筋肉の制御がうまくいかなくなり、硬直した状態になってしまうのです。剛痙は、他の病気と見分けることが重要です。似たような症状を示す病気もあるので、子どもの様子がおかしいと感じたら、すぐに医療機関を受診し、医師の診察を受けることが大切です。適切な診断と治療を受けることで、重篤な状態になることを防ぐことができます。
