生理 塞流:女性の出血へのアプローチ
塞流とは、東洋医学の考え方に基づいた治療法で、特に女性の様々な出血症状に対応するために用いられます。月経の量が多い、月経周期が不規則、産後の出血など、女性の一生における様々な出血場面で、この塞流という考え方が役立ちます。塞流は一つの方法ではなく、出血の具合や原因、その人の体質に合わせて色々な方法を組み合わせた治療法です。西洋医学のように出血を単なる症状として捉えるのではなく、東洋医学では体の全体の調子が崩れた結果として出血が起こると考えます。体全体の調和を取り戻すことで、出血も自然と止まるというのが塞流の基本的な考え方です。そのため、塞流では出血の原因そのものに働きかけることで、根本的な治療を目指します。東洋医学では、体の状態は「気・血・水」の三つの要素のバランスで捉えられます。「気」は体のエネルギー、「血」は体の栄養を運ぶもの、「水」は体の水分バランスを整えるものとされています。これらが滞りなく巡ることで、健康な状態が保たれると考えられています。塞流では、この「気・血・水」のバランスの乱れが出血の原因だと考えます。例えば、「気」が不足すると体の機能が低下し出血が止まりにくくなります。「血」が不足すると血液自体が少なくなり、貧血のような状態になります。「水」の巡りが悪いと、体に余分な水分が溜まり、これもまた出血の原因となることがあります。塞流では、これらの要素のバランスを食事療法、漢方薬、鍼灸治療などで整えることで、体の本来持つ自然な回復力を高め、出血を改善していきます。つまり、塞流は体の内側から働きかけ、健康な状態へと導く治療法と言えるでしょう。
