冷え性 凍瘡:冬の皮膚の悩み
凍瘡は、冬の寒い時期に、手足の指先、耳たぶ、鼻など、体の末端部分が冷気にさらされることで起きる皮膚の炎症です。気温が5度以下になると、体の末端部分への血の流れが悪くなり、皮膚組織が傷つくことで発症します。初期症状として、皮膚が赤紫色に変色し、かゆみを感じます。さらに冷えにさらされると、腫れや水ぶくれが生じ、ひどい場合には潰瘍になることもあります。まるでしもやけになったように、患部がひくひくと痛むこともあります。東洋医学では、凍瘡は体の冷えによって気(生命エネルギー)と血の流れが滞り、瘀血(おけつ滞った血液)が生じることで起こると考えられています。これは、まるで川の水が冷えて流れが悪くなり、やがて氷が張るように、血の流れが悪くなり、体の末端部分に栄養や酸素が行き届かなくなる状態です。特に、寒さだけでなく、湿度の高い環境も凍瘡を悪化させる大きな要因です。湿気は冷えを体に閉じ込め、血の流れをさらに阻害するためです。まるで、冷たい雨に濡れた服を着続けると、体が冷え切ってしまうのと同じです。そのため、冬場の冷たい風雨にさらされる際は、手袋、マフラー、厚手の靴下、耳あてなどでしっかりと防寒対策を行い、皮膚を冷えから守ることが重要です。また、普段から冷え性の方は、バランスの取れた食事、適度な運動、温かい入浴などで体質改善に取り組むことで、気血の流れを良くし、凍瘡の予防につながります。生姜やネギなどの体を温める食材を積極的に摂り入れることも効果的です。
