アンチエイジング 生命の門、命門とは何か?
東洋医学において「命門」は、生命エネルギーである「気」が湧き出る源と捉えられ、健康を保つ上で非常に大切な場所です。その場所は、身体の後ろ側、腰の辺りにあります。背中側から見ると、ちょうどおへその真後ろあたりに位置し、左右の腎臓の間に挟まれたあたり、特に右の腎臓の位置と重なるとされています。東洋医学では、腎は生命力を蓄える大切な臓器と考えられています。腎は両親から受け継いだ先天の精気を蓄え、成長や発育、生殖機能などを支えています。そして、その腎の間に位置する命門は、まさに生命エネルギーの中心と言えるでしょう。命門を生命の門と呼ぶ所以です。西洋医学の解剖学では、命門に対応する特定の器官や組織は存在しません。命門は、東洋医学独自の考え方で、単なる身体の部位を示す言葉ではありません。生命エネルギーの根幹を担う重要な概念なのです。この命門の働きが活発になると、全身に気が巡り、生命力がみなぎります。気血の流れが良くなり、身体は温まり、内臓の働きも活発になります。その結果、健康の維持や病気の予防に繋がると考えられています。命門を意識した生活、例えば、腰を冷やさないように気を配ったり、適度な運動で腰回りの筋肉を鍛えたりすることは、命門の気を活性化し、健康増進に役立つでしょう。また、東洋医学の治療においても、命門は重要なポイントです。鍼灸治療や按摩などで命門の周辺を刺激することで、気の流れを整え、様々な症状の改善を図ります。このように、命門は東洋医学において非常に重要な概念であり、健康を考える上で欠かすことはできません。
