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肝風証:震えと東洋医学

肝風証とは、東洋医学で使われる言葉で、体の状態を表すものの一つです。まるで風に吹かれた木の葉のように、体が自分の思い通りに動かず、震えや痙攣、筋肉がぴくぴくと動くといった症状が現れます。この「風」というのは、東洋医学独特の考え方で、目には見えないけれど、体に悪い影響を与えるエネルギーの流れを意味します。西洋医学の病気の名前とは直接結びつきませんが、震えや体の動きにくさといった症状から見ると、パーキンソン病やてんかん、それに筋肉が縮んで動かなくなる病気(筋萎縮性側索硬化症)などに症状が似ている場合があります。しかし、西洋医学と東洋医学では、病気の見方が違います。そのため、同じような症状でも、つけられる名前が違ってくることがあります。肝風証は、それだけで現れることもありますが、他の体の不調と一緒に現れることもよくあります。例えば、熱が出る、イライラする、めまいがする、耳鳴りがする、といった症状が一緒に現れることがあります。このような様々な症状を東洋医学では「肝の陽が上がりすぎる」とか「肝の陰が足りない」といった風に表現します。東洋医学の先生は、脈を診たり、舌の状態を見たり、その人の体質や普段の生活の様子などをじっくりと見て、総合的に判断して診断します。そのため、自分だけで判断せず、東洋医学の専門家の先生に診てもらうことが大切です。きちんと診断してもらい、体質に合った治療法を見つけることが、症状を和らげ、健康な状態へと導くために必要です。