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免疫力

衛気を巡らせ健康を保つ

東洋医学では、「気」というものが生命活動の源と考えられています。この気は体の中を様々な形で巡り、私たちの命を支えています。その中でも「衛気」は、体表に近い部分を流れ、体を守る働きをしています。例えるなら、体全体を覆う鎧のようなものです。外から侵入してくる悪い気、例えば風邪の原因となるウイルスやばい菌などから体を守ってくれます。これは、現代医学でいう免疫の働きとよく似ています。衛気がしっかりと働いていれば、これらの病原体が体の中に入り込むのを防ぎ、健康を保つことができます。逆に、衛気が弱まっていると、風邪などの病気に罹りやすくなってしまいます。衛気は体温調節にも関わっています。暑い時は、皮膚の毛穴を開いて汗をかき、熱を体外へ逃がします。寒い時は毛穴を閉じて、体の中の熱を外に逃がさないようにします。これにより、体温を一定に保つことができるのです。まるで、家の断熱材のような働きです。また、皮膚の潤いを保つのにも、衛気は重要な役割を果たしています。衛気が十分であれば、皮膚はみずみずしく、つややかになります。逆に衛気が不足すると、皮膚は乾燥し、かさかさになってしまいます。このように衛気は、外敵から身を守り、体温を調節し、皮膚の状態を整えるなど、健康を保つ上で非常に大切な働きをしています。まさに「防御の気」と呼ぶにふさわしい気と言えるでしょう。日頃から衛気をしっかりと養うことで、病気になりにくい、健康な体を維持することができるのです。