風火攻目證

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風邪

風火攻目:目の炎症を東洋医学で解説

風火攻目證は、東洋医学の考え方で目の病気を捉えたものの一つです。目に炎症が起き、風が炎を煽るように症状が急激に進むのが特徴です。まるで燃え盛る炎が風に煽られて勢いを増すように、症状が急に激しくなる様子から、この名前が付けられました。この病気になると、まず熱が出ます。そして、目が赤く充血し、腫れ上がり、痛みも伴います。まるで熱い涙がこぼれ続けるように、涙が止まりません。さらに、風邪をひいたときのように体がゾクゾクと寒く感じることもあります。脈を診ると、速くて軽く浮いている浮数脈と呼ばれる状態になります。これらの症状は、体の中に熱と風の悪い気が入り込み、目に炎症を起こしていると考えられています。現代医学では、この症状は結膜炎や角膜炎、眼瞼炎などに当てはまる場合が多いです。しかし、東洋医学では、これらの病名にとらわれず、体全体のバランスの乱れに注目します。西洋医学のように炎症を抑えるだけでなく、体全体の調子を整えることで、根本から病気を治そうとするのです。例えば、熱を冷ます食べ物や、風の邪気を追い出す薬草を用いるなど、体質や症状に合わせた治療を行います。東洋医学では、一人ひとりの体質や状態を重視し、オーダーメイドの治療を組み立てていくのです。