その他 食べ過ぎに潜む危険!食厥とは?
食厥とは、一度にたくさんの食べ物を胃に詰め込むことで起こる、突然意識を失ったり、ぼんやりとしたりする症状のことです。これは東洋医学でいう厥逆症という、急に倒れたり意識がなくなったりする症状の一種です。東洋医学では、目には見えない生命エネルギーのようなもの、気や血が滞ったり不足したりすることで、体に様々な不調が現れると考えられています。食厥の場合は、過剰な食事が胃腸に負担をかけ、気がスムーズに流れなくなることが原因とされています。食べ物が胃の中に停滞し、時間とともに腐敗していくと濁った気が発生します。この濁った気が上に昇り頭に影響を及ぼすと、意識がなくなったり、ぼんやりとしたりするなどの症状が現れます。食厥は、単に食べ過ぎで気分が悪くなるといった軽い症状だけではありません。放置しておくと生命に関わる危険性も潜んでいます。現代医学の観点から見ると、食厥は急性胃拡張を引き起こす可能性があります。これは、胃が異常に膨れ上がり、周囲の臓器を圧迫する病気です。また、食後の低血糖も考えられます。これは、血糖値が急激に下がり、意識障害などを引き起こすものです。普段からよく噛んでゆっくり食べること、一度に大量の食べ物を摂取しないこと、腹八分目を心がけること、消化の良いものを食べることなどが、食厥を予防するために重要です。また、暴飲暴食の後、急に意識が遠のいたり、冷や汗が出たり、激しい動悸がするなどの症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。早期発見、早期治療が重症化を防ぐ鍵となります。
