その他 開達膜原:邪を払い健康を取り戻す
東洋医学では、人の体は目に見える肉体だけでなく、目に見えない「気」の働きによって成り立っていると捉えます。「気」は生命エネルギーのようなもので、体の中をくまなく巡り、様々な機能を支えています。この「気」の通り道や、体の特定の場所を指す言葉の一つが「膜原」です。「膜原」は体の奥深くにある生命エネルギーの源と考えられ、例えるなら植物の根のような存在です。具体的には、内臓を包む薄い膜や、骨の中にある骨髄、脳などが「膜原」に含まれます。「膜原」は生命活動の土台となる重要な部分であり、その状態が健康に大きく影響します。「膜原」は、体の外から侵入した悪い「気」、いわゆる邪気をブロックする役割も担っています。このバリア機能が低下すると、邪気が「膜原」に入り込み、体に様々な不調を引き起こすと考えられています。例えば、風邪などの感染症にかかりやすくなったり、慢性的な疲労感を感じたり、病気が治りにくくなったりします。「膜原」の働きを保つためには、体を温めること、栄養バランスの良い食事を摂ること、質の良い睡眠をとることなどが大切です。また、東洋医学では、鍼灸治療やお灸治療などで「気」の流れを整え、「膜原」の機能を高めることで、病気を防ぎ、健康な状態を維持できると考えられています。つまり、「膜原」を健やかに保つことは、心身ともに健康な生活を送る上で、非常に重要なのです。
