脘痛

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みぞおちの痛み:脘痛について

脘痛とは、東洋医学で使われる言葉で、みぞおちの辺りの痛みを指します。みぞおちとは、おへその真上、胸の中央にある骨の下端から指4本ほど下がったところです。現代医学では、心窩部痛と呼ばれ、ほぼ同じ意味で使われています。みぞおちの辺りには、食べ物を消化する胃や十二指腸といった大切な臓器が集まっています。そのため、脘痛を感じた時は、これらの臓器に何らかの不調が起きているかもしれません。例えば、胃の炎症や潰瘍、十二指腸の炎症などが考えられます。また、食べ過ぎや飲み過ぎ、脂っこい物の摂り過ぎといった食生活の乱れも、脘痛の原因となります。しかし、必ずしもみぞおちの臓器に問題があるとは限りません。精神的な緊張や不安、過労といったストレスも脘痛を引き起こすことがあります。体と心は密接に繋がっているため、心の不調が体に現れることは珍しくありません。さらに、心臓や肺といった他の臓器の病気が原因で、みぞおちに痛みを感じることがあります。狭心症や心筋梗塞、肺炎なども、みぞおちの痛みを伴うことがあります。脘痛の症状は様々です。キリキリと締め付けられるような持続的な痛みや、チクチクと刺されるような断続的な痛み、鈍く重い痛みなど、痛みの種類は人によって異なります。また、痛みの強さや続く時間も様々です。さらに、吐き気や嘔吐、げっぷ、食欲不振、膨満感といった他の症状を伴うこともあります。みぞおちの痛みは、誰にでも起こりうるありふれた症状です。しかし、痛みが強い場合や長く続く場合、他に気になる症状がある場合は、放置せずに早めに医師の診察を受けることが大切です。自己判断で市販薬を服用するのではなく、きちんと原因を調べてもらうことで、適切な治療を受けることができます。重大な病気が隠れている場合もあるので、注意が必要です。