その他 上消:のどの渇きと飲水の関係
上消とは、東洋医学の考え方で、体の水分がうまく巡らず、特にのどが渇く症状を指します。この症状は、消渇と呼ばれる体の水分バランスの乱れから起こり、上消、中消、下消の三種類に分けられます。上消は、主に肺と関係が深いと考えられています。東洋医学では、肺は津液と呼ばれる体液を作り、全身に巡らせる働きを担っています。この津液は、西洋医学でいう体液と似ていますが、単なる水分ではなく、栄養や潤いを含んだ重要なものと考えられています。上消は、過度な飲酒が原因となることが多く、お酒をたくさん飲むと、肺の働きが弱まり、津液がうまく作られなくなり、全身に行き渡らなくなります。その結果、のどが渇く症状が現れます。また、お酒を飲むと、体の中に熱がこもりやすくなります。この熱は、津液を乾燥させてしまい、さらにのどの渇きを強くします。まるで、太陽の熱で水が蒸発するように、体の中の熱が津液を奪ってしまうのです。さらに、上消は肺の熱が原因となることもあります。肺の熱とは、肺に炎症がある状態を指し、この熱もまた津液を乾燥させ、のどの渇きを招きます。このように、上消は単なるのどの渇きではなく、体全体の水分バランスの乱れを示すサインです。特に肺の働きが弱まり、津液が不足することで起こると考えられています。日頃から水分を適切に摂り、お酒を飲みすぎないように気を付け、肺を健康に保つことが大切です。
