その他 筋攣:東洋医学からの考察
筋攣りとは、筋肉が急に縮まり、固くなることです。多くは脚のふくらはぎ、太もも、つま先に起こります。突然の痛みとともに、数秒から数分間続きますが、時にはもっと長く続くこともあります。激しい運動の後や、寝ている時に起こりやすい症状で、多くの人が経験する身近なものです。痛みは鋭く強いもので、筋肉が固くこわばっているのが見て触ってわかります。多くの場合、自然に治まります。しかし、痛みが強い場合や、頻繁に起こる場合は、原因を探り、適切な対応をすることが大切です。西洋医学では、筋肉の痙攣として捉えますが、東洋医学では少し違った見方をします。東洋医学では、体全体の調和が乱れたり、経絡の流れが滞ったりすることで、筋攣りが起こると考えます。経絡とは、体の中を流れる気の通り道のことです。この流れが滞ると、体に様々な不調が現れると考えられています。筋攣りもその一つです。そのため、東洋医学では、症状だけでなく、その人の体質や生活習慣などもよく見て、根本的な原因に働きかけることで、改善を目指します。例えば、冷え性で血の巡りが悪い人は、経絡の流れも滞りやすく、筋攣りを起こしやすいと考えられます。このような場合は、体を温めて血の巡りを良くすることで、筋攣りの改善が期待できます。また、ストレスや疲れも、経絡の流れを阻害する要因となります。日頃から心身のバランスを整え、経絡の流れをスムーズにすることが、筋攣りの予防、改善につながるのです。
