不眠 心地よい眠りのための臨睡服
臨睡服とは、就寝する直前に薬を服用することを指します。布団に入るまさにその直前、眠りにつく寸前に薬を飲むことを意味しています。これは、ただ漫然と薬を飲むのではなく、睡眠に関連した特定の効果を狙って行う服用方法です。臨睡服の目的は大きく分けて三つあります。一つ目は、寝付きをよくすることです。なかなか寝付けない、眠りが浅いといった悩みを抱える人にとって、スムーズに入眠できるよう手助けとなる薬を服用します。二つ目は、睡眠の質を高めることです。ぐっすり深く眠れない、夜中に何度も目が覚めてしまうといった場合に、より質の高い睡眠を得られるよう促す薬を服用します。三つ目は、夜間に悪化する症状を抑えることです。夜になると咳がひどくなる、かゆみが強くなるといった症状が出る場合、その症状を和らげる薬を寝る直前に服用することで、夜間の症状悪化を防ぎ、安眠できるよう目指します。臨睡服の対象となる薬は、睡眠薬だけではありません。例えば、夜間に喘息発作が出やすい人は、発作を抑える薬を臨睡服します。また、アレルギー症状で夜間にかゆみがひどくなる場合は、抗アレルギー薬を臨睡服することで、かゆみを抑え、快適な睡眠を得られるようにします。その他にも、その人の症状や生活リズム、薬の種類によって、様々な薬が臨睡服の対象となります。大切なのは、自己判断で臨睡服をしないことです。臨睡服は、薬の種類や量、服用タイミングなどを医師や薬剤師の指示に従って行う必要があります。自己判断で薬を服用すると、期待する効果が得られないばかりか、予期せぬ副作用が現れる可能性も否定できません。必ず医師や薬剤師に相談し、指示された通りに正しく服用するようにしてください。
