その他 白眼に現れる赤い斑点:白睛溢血
白睛溢血とは、眼の白い部分、つまり白目に、まるで墨を散らしたかのように、突然赤い斑点が現れる症状のことを言います。この赤い斑点は、白目の表面すぐ下にある細い血管が破れて、出血することで起こります。医学用語では「結膜下出血」と呼ばれ、多くの方が一度は経験するありふれた症状です。ぱっと見ると、ぎょっとするような見た目ではありますが、痛みや視力の変化を伴うことはほとんどありません。そして、多くの場合、特別な治療をしなくても自然に消えていきます。この白睛溢血は、子供からご年配の方まで、年齢に関係なく誰にでも起こり得る一般的な症状です。ですから、白睛溢血それ自体は、体に重大な異常があるというサインではありません。しかし、赤い斑点がなかなか消えない、あるいは何度も繰り返して現れるといった場合は、眼科の先生に診てもらうことをお勧めします。また、目に痛みや痒み、視界のかすみなど、他の症状が一緒に現れる場合も、速やかに眼科を受診することが大切です。さらに、高血圧や糖尿病などの持病をお持ちの方は、白睛溢血が持病の悪化を示している可能性もあるため、注意が必要です。普段から血圧や血糖値のコントロールをしっかり行っている方でも、白睛溢血が出た場合は、念のため、かかりつけの先生に相談してみましょう。また、咳やくしゃみ、重い物を持ち上げるなど、急激な力を入れる動作がきっかけで発症することもあります。特に心当たりがないのに白睛溢血が起きた場合でも、過度に心配する必要はありませんが、様子を見ながら、必要に応じて眼科を受診するようにしましょう。
