その他 髮際瘡:その原因と対処法
髮際瘡(はっさいそう)とは、文字通り、髪の生え際、特にうなじあたりにできる腫れ物のことです。うなじは普段自分では見ることが少ない場所なので、髮際瘡に気づくのが遅れることもあります。しかし、そのままにしておくと炎症がひどくなったり、広範囲に広がったりする恐れがあるので、早く見つけてきちんと対処することが大切です。髮際瘡は一見すると、にきびや吹き出物とよく似ていますが、できる場所や原因、症状などに違いがあります。自己判断で治療するのではなく、皮膚科の先生に診てもらい、正しい診断と治療を受けるようにしましょう。東洋医学では、髮際瘡のできる原因を体の中の状態と密接に関係していると捉えます。例えば、「熱」が体の中にこもっている状態を「熱証」といいますが、この熱証が髮際瘡の大きな原因の一つと考えられています。辛い物や脂っこい物の食べ過ぎ、睡眠不足、ストレスなどが熱証を招き、うなじのような熱がこもりやすい場所に髮際瘡として現れるのです。また、「湿邪」と呼ばれる体内の水分代謝の乱れも髮際瘡の原因となります。湿邪は、甘い物や冷たい物の摂り過ぎ、運動不足などが原因で起こり、皮膚の炎症やかゆみを引き起こしやすくなります。東洋医学では、髮際瘡の治療だけでなく、体質改善にも重点を置きます。熱証には、熱を冷ます作用のある食材、例えば、緑豆や冬瓜、豆腐などを積極的に摂ることを勧めます。また、菊花茶やハトムギ茶なども熱を冷ます効果があるとされています。湿邪には、水分代謝を良くする食材、例えば、ハト麦、小豆、黒豆、キュウリなどを摂り入れると良いでしょう。さらに、適度な運動で汗をかき、体内の余分な水分を排出することも大切です。普段の生活習慣を見直し、体質を改善することで、髮際瘡の再発を防ぎ、健康な状態を保つことができます。
