頻尿 熱淋:痛みを伴う排尿困難を理解する
熱淋とは、東洋医学で使われる言葉で、おしっこの出方に問題が起こる病気です。西洋医学でいう膀胱炎や尿道炎などに似た症状を示します。東洋医学では、この熱淋は体の中の水分バランスが崩れ、「湿熱」と呼ばれる悪い気が膀胱や尿道に入り込むことで起こると考えられています。この湿熱はどこから来るのでしょうか。一つは、普段の生活習慣の乱れです。脂っこい物や甘い物、辛い物を摂り過ぎたり、お酒を飲み過ぎたりすると、体の中に熱がこもって湿熱が生じやすくなります。また、季節や環境の影響も受けます。特に梅雨の時期のような湿度の高い時期や、暑い夏に冷たい物を摂り過ぎることで、体の中に湿気が溜まり、熱淋を引き起こしやすくなります。熱淋になると、急に強い尿意に襲われたり、何度もトイレに行きたくなる、おしっこをする時に痛みを感じたりといった症状が現れます。さらに、おしっこの色も濃く、濁っていたり、時に粘り気を帯びることもあります。熱が強い場合には、発熱や悪寒といった症状を伴うこともあります。熱淋をそのままにしておくと、慢性化して長引くことがあります。そのため、少しでも異変を感じたら早めに専門家に相談することが大切です。東洋医学では、熱淋を体全体のバランスの乱れが原因だと考え、その人の体質や症状に合わせて、根本的な原因を取り除く治療を行います。漢方薬を処方したり、食事や生活習慣の指導を行うことで、体のバランスを整え、健康な状態へと導きます。
