流痰

記事数:(1)

その他

流痰:骨関節に潜む病魔

流痰は、骨や関節に慢性の化膿性炎症を起こす病気です。この病気は、昔から知られており、現代の医学では骨関節結核とも呼ばれています。肺の結核と同じ細菌、すなわち結核菌によって引き起こされます。結核菌は、空気を介して肺に感染するのが最も多いのですが、稀に、血液の流れに乗って全身に広がり、骨や関節に感染することがあります。この骨や関節への感染が流痰です。特に、体の抵抗力が弱まっている人や、十分な栄養が摂れていない人などは、流痰にかかりやすい傾向があります。乳幼児や高齢者も注意が必要です。流痰は、脊椎、股関節、膝関節などでよく見られます。感染した骨や関節では、炎症によって膿が溜まり、激しい痛みや腫れが生じます。さらに病気が進行すると、骨や関節が破壊され、運動障害を引き起こすこともあります。歩くのが困難になったり、関節が変形したりすることもあります。また、微熱や倦怠感などの全身症状が現れることもあります。適切な治療を行わなければ、日常生活に大きな支障をきたすほどの重い症状に至る可能性があります。早期発見と早期治療が非常に重要です。もし、身に覚えのある症状があれば、早めに医療機関を受診し、検査を受けるようにしてください。現代では、抗結核薬を用いた治療が有効です。きちんと薬を服用することで、多くの場合、治癒が期待できます。ただし、治療には長期間かかることが多く、根気強く治療を続けることが大切です。