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風湿凌目証:目の症状と漢方治療

風湿凌目証とは、東洋医学の眼科疾患で、「風」と「湿」という二つの邪気が目に侵入することで起こると考えられています。現代医学の特定の病名と完全に一致するわけではありませんが、アレルギー性結膜炎、流行性角結膜炎、ぶどう膜炎など、炎症を伴う様々な目の病気に当てはまることがあります。風は動き回る性質を持ち、湿は重だるく粘っこい性質を持っています。この二つの邪気が目に侵入すると、様々な症状が現れます。具体的には、目のかゆみ、目の充血、涙目、まぶたの腫れ、光をまぶしく感じるといった症状です。かゆみは風が目に侵入し、目を刺激することで起こり、充血や腫れは湿が目に停滞することで起こると考えられています。また、風が目に動揺を与えることで、涙目や光に対する過敏さを引き起こすこともあります。これらの症状は、春や梅雨の時期など、湿度の高い時期に悪化しやすい傾向があります。これは、外気の湿気が体内に侵入しやすくなるためです。また、体質的に湿邪の影響を受けやすい人、例えば、水分の代謝が苦手な人や、脂っこいものや甘いものを好んで食べる人は、発症しやすくなります。さらに、睡眠不足、過労、暴飲暴食などの生活習慣の乱れも、体内に湿を停滞させ、風湿凌目証を招きやすくなります。風湿凌目証は、単独で発症することもありますが、他の病気と同時に現れることもあります。例えば、風邪をひいた際に、目の充血やかゆみが見られる場合や、花粉症の症状として、涙目や目の腫れが現れる場合も、風湿凌目証と考えることができます。このように、風湿凌目証は他の病気に付随して現れることもあるため、目の症状だけでなく、全身の状態を総合的に見て診断することが大切です。体質や生活習慣なども考慮に入れ、患者さん一人ひとりに合わせた治療法を検討していく必要があります。
風邪

風火攻目:目の炎症を東洋医学で解説

風火攻目證は、東洋医学の考え方で目の病気を捉えたものの一つです。目に炎症が起き、風が炎を煽るように症状が急激に進むのが特徴です。まるで燃え盛る炎が風に煽られて勢いを増すように、症状が急に激しくなる様子から、この名前が付けられました。この病気になると、まず熱が出ます。そして、目が赤く充血し、腫れ上がり、痛みも伴います。まるで熱い涙がこぼれ続けるように、涙が止まりません。さらに、風邪をひいたときのように体がゾクゾクと寒く感じることもあります。脈を診ると、速くて軽く浮いている浮数脈と呼ばれる状態になります。これらの症状は、体の中に熱と風の悪い気が入り込み、目に炎症を起こしていると考えられています。現代医学では、この症状は結膜炎や角膜炎、眼瞼炎などに当てはまる場合が多いです。しかし、東洋医学では、これらの病名にとらわれず、体全体のバランスの乱れに注目します。西洋医学のように炎症を抑えるだけでなく、体全体の調子を整えることで、根本から病気を治そうとするのです。例えば、熱を冷ます食べ物や、風の邪気を追い出す薬草を用いるなど、体質や症状に合わせた治療を行います。東洋医学では、一人ひとりの体質や状態を重視し、オーダーメイドの治療を組み立てていくのです。