その他 滞った血と気の巡りを良くする活血行気
東洋医学では、私たちの体は目には見えない「気」という生命エネルギーと血液である「血」が隅々まで巡ることで健康が保たれていると考えられています。この「気」の流れが滞ってしまうことを「気滞」、そして「血」の流れが滞ってしまうことを「血瘀(けつお)」といいます。「気」と「血」はお互いに深く関係しており、「気」は「血」を動かす力となり、「血」は「気」の拠り所となるため、どちらか一方に不調が生じると、もう一方にも影響を及ぼし、悪循環に陥ってしまうのです。例えば、過剰な心配事や緊張が続くと、気が巡らず「気滞」の状態になりやすく、その結果、血行も悪くなり「血瘀」を引き起こすことがあります。反対に、怪我や冷えによって「血瘀」の状態になると、「気」の巡りも阻害され「気滞」が起こることもあります。このように、「気滞」と「血瘀」が同時に起こる状態を「血瘀気滞」といい、様々な不調の原因となると考えられています。「血瘀気滞」になると、月経の痛みや周期の乱れ、肩や首のこわばり、頭の痛み、冷えやすい体質、精神的な落ち着きのなさ、便通の不調、肌のくすみなど、多様な症状が現れることがあります。女性に多い月経に関わる症状は、「血」の滞りが原因と考えられており、特に「血瘀」と関連が深い症状です。また、「気滞」は精神的なイライラや情緒不安定、抑うつ感などにも関係すると考えられています。さらに、「血瘀気滞」は、放置すると体にさらなる悪影響を及ぼす可能性があります。もしこれらの症状が気になる場合は、自己判断せずに早めに専門家に相談し、適切な助言や治療を受けることが大切です。東洋医学に基づいた適切な養生法を取り入れることで、「気」と「血」の巡りを整え、健康な状態へと導くことができます。
