美肌 粉刺:その原因と対策
粉刺とは、顔や胸、背中などにできる小さな吹き出物のことです。毛穴に皮脂や古い角質が詰まることで生じ、炎症を起こすと赤く腫れ上がり、膿を持つこともあります。思春期に多く見られますが、大人になってからも悩まされる方は少なくありません。東洋医学では、この粉刺は、体の中のバランスの乱れが肌に現れたものと考えます。肺、胃、肝、腎など、様々な臓腑の不調が粉刺の発生に関わっていると考えられており、その方の体質や症状に合わせて原因を探ることが大切です。例えば、皮脂の過剰分泌は、胃腸の働きが活発になりすぎていると見なします。脂っこい食事や甘いものの摂り過ぎ、不規則な生活などが原因で胃腸に熱がこもり、その熱が肌に影響を与えて粉刺を発生させると考えられています。また、ストレスや精神的な緊張は肝の働きを阻害し、気の流れを滞らせることがあります。気の流れが滞ると、肌の新陳代謝が低下し、古い角質が毛穴に詰まりやすくなり、粉刺ができやすくなると考えます。さらに、腎の働きが弱まっていると、体内の水分代謝がうまくいかなくなり、老廃物が排出されにくくなります。老廃物が溜まると、これもまた粉刺の原因の一つとなります。また、冷え性の方も、血行不良により老廃物が排出されにくくなるため、粉刺ができやすい傾向にあります。粉刺は見た目だけでなく、痛みやかゆみ、炎症後の色素沈着など、様々な症状を引き起こすことがあります。症状が重くなるとニキビ痕が残ってしまうこともあるため、早期の適切なケアが重要です。東洋医学に基づいた生活習慣の改善や漢方薬の服用など、体質から改善することで粉刺のできにくい体を作ることが大切です。
