手足煩熱

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手足のほてり:原因と対処法

{手足煩熱とは、文字通り手足に感じる不快な熱感を指します。単なる温かさではなく、焼けるような感覚や場合によっては痛みを伴うこともあります。}東洋医学では、この症状は体内の調和が乱れた兆候と捉えます。 具体的には、生命エネルギーである「気」、栄養物質を含む「血」、そして体液である「水」の巡りが滞っていたり、あるいは過剰な熱が体内にこもっている状態が考えられます。「気」の乱れによるものとしては、精神的な疲れやストレス、過労などにより気が巡らず、体に熱がこもることで手足煩熱が生じると考えられます。「血」の不足、つまり貧血気味の場合も、体の隅々まで栄養が行き渡らず、手足に熱がこもることがあります。また「水」の不足、すなわち体液の不足は体に熱を生みやすくし、手足煩熱の要因となります。一方、西洋医学では、更年期障害や自律神経の乱れ、甲状腺機能の亢進、末梢神経の障害、糖尿病などが原因として考えられています。更年期においては、女性ホルモンの減少により自律神経が乱れ、手足煩熱などの症状が現れることがあります。自律神経の乱れは、体温調節機能にも影響を与え、手足煩熱を引き起こすことがあります。また、甲状腺機能の亢進は代謝が活発になり、熱産生が亢進し、手足煩熱などの症状が現れることがあります。加えて、特定の薬の副作用や、精神的な負担、働き過ぎ、睡眠不足なども手足煩熱を引き起こす要因となり得ます。症状の感じ方や現れ方は人それぞれで、常に熱感がある場合もあれば、特定の時期や状況下でのみ現れる場合もあります。夜間や就寝時に熱感が強まる、緊張したり興奮したりすると熱感が増す、といった場合も少なくありません。このような症状が続く場合は、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。