弄胎

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生理

妊娠後期に見られる弄胎について

懐妊後期、とりわけ出産が近づきつつある臨月頃になると、痛みを伴うお腹の張りを経験する妊婦さんが多くいらっしゃいます。この痛みを伴うお腹の張りを弄胎(ろうたい)と言います。弄胎とは、間欠的に起こる子宮の収縮です。まるで陣痛が始まったかのように感じますが、陣痛とは異なる特徴があります。弄胎は、子宮が収縮することにより起こります。この収縮は、陣痛のような規則性はなく、持続時間も短く、痛みも弱い傾向にあります。陣痛は、一定の間隔で規則的に起こり、次第に間隔が短くなり、痛みの強度も増していきます。一方、弄胎は不規則に起こり、痛みも比較的軽いため、安静にすることで治まることが多いです。また、陣痛は腰や背中に強い痛みを伴うことがありますが、弄胎の場合は、お腹の張りや軽い痛みを感じるものの、腰や背中に強い痛みを感じることは少ないです。弄胎が起こる原因は、子宮の成長と大きく関係しています。お腹の中で赤ちゃんが成長するにつれて、子宮も大きくなり、子宮の筋肉が伸びたり縮んだりします。この伸縮作用によって、子宮の筋肉が刺激され、不規則な収縮、つまり弄胎が起こると考えられています。また、出産が近づくと、子宮は出産に向けて準備を始めます。この準備段階で、子宮は収縮を繰り返し、徐々に柔らかく伸びやすい状態になっていきます。弄胎はこの準備運動のようなもので、出産に向けた子宮のトレーニングとも言えるでしょう。弄胎は「偽陣痛」と呼ばれることもありますが、必ずしも全てが偽陣痛とは限りません。弄胎が次第に規則的な収縮へと変化し、本陣痛に移行していく場合もあります。特に、痛みが強くなってきたり、出血があったりする場合は、速やかに医療機関に連絡し、指示を仰ぐようにしましょう。自己判断は危険ですので、少しでも不安を感じたら、ためらわずに相談することが大切です。