その他 反胃:食後の逆流感とその対処法
反胃とは、文字通り胃の内容物が反(かえ)ってくることを意味し、食べた物が食道を通って口まで上がってくる症状です。食事の後しばらく時間が経ってから、胃の中の食べ物が逆流してくる感覚や、口の中に酸っぱい液体が上がってくることで胸焼けや苦味を覚えることがあります。西洋医学では「胃食道逆流症」と呼ばれ、多くの人が経験するありふれた症状の一つです。特に食後や横になった時に起こりやすく、胃のあたりが重苦しく感じたり、吐き気を催すこともあります。症状の重さは人それぞれで、軽い場合は一時的な不快感で済みますが、何度も繰り返したり、症状が重い場合は食道に炎症を起こし、胸の痛みや焼けつくような感覚、声枯れなどを引き起こすこともあります。また、長期間放置すると食道潰瘍や狭窄といった深刻な病気を招く恐れも懸念されます。東洋医学では、反胃は「胃気上逆」と呼ばれ、胃の気が正常な方向に流れず、上に逆流している状態と考えます。暴飲暴食や脂っこい物の摂り過ぎ、冷え、ストレス、疲労などが原因で、胃の機能が低下し、食べた物をうまく消化吸収できなくなると、胃の中に濁った気が停滞し、それが上に昇って反胃の症状を引き起こすと考えられています。日々の暮らし方や食生活を見直すことで症状を和らげることができます。規則正しい時間に食事を摂り、腹八分目を心がけ、よく噛んで食べること、刺激物や脂っこい物、冷たい飲み物などは控えめにし、消化の良い温かい食事を心がけることが大切です。また、ストレスを溜め込まない、十分な睡眠をとることも重要です。症状が続く場合は、医療機関を受診し、適切な助言や治療を受けるようにしましょう。
