十干

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歴史

干支:東洋の知恵を探る

干支とは、古代中国で生まれた暦法で、十干と十二支を組み合わせたものです。簡単に言うと、年や月日、時間を表すための記号のようなものです。十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の十種類、十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二種類から成り立ちます。十干と十二支を組み合わせると、甲子から始まり癸亥まで、全部で六十通りの組み合わせができます。これを六十干支、あるいは単に干支と呼びます。この六十の組み合わせが一周すると、また甲子から始まります。つまり、六十年で一巡する暦となっていて、還暦という言葉もこれに由来します。干支は、かつては年だけでなく、月や日、時刻を表すのにも使われていました。現代の日本では、年の干支、特に十二支を使って年を表す風習が根付いています。例えば、2023年は癸卯(みずのとう)の年で、十二支では卯年に当たります。十二支はそれぞれ動物の名前が当てられており、子年は鼠、丑年は牛、寅年は虎…といったように、馴染み深いものとなっています。干支は単なる暦を超えて、文化や風習に深く根付いています。生まれた年の干支によってその人の性格や運命を占う干支占いや、相性の良い干支の組み合わせなども知られています。また、歳徳神(としとくじん)というその年の福をもたらす神様の居場所が、干支によって決まると考えられており、家の建築や旅行の際に方角を気にする風習にも繋がっています。このように、干支は現代社会においても様々な形で影響を与えているのです。