その他 東洋医学から見る乾燥した便
東洋医学では、便秘はただ排便が滞るだけの状態とは考えず、体全体の調和が崩れた結果として捉えます。そのため、便秘にも様々な種類があり、その原因や症状、そして対処法もそれぞれ異なります。大きく分けて、熱が原因となるもの、冷えが原因となるもの、気の巡りが滞っているもの、そして乾燥が原因となるものなどがあります。熱による便秘は、体に余分な熱がこもることで起こります。この熱は、辛い物や脂っこい物の食べ過ぎ、過度な飲酒、または強いストレスなどによって生じます。便は硬く、臭いがきつい傾向があり、排便時に肛門が熱く感じることもあります。また、のぼせやイライラなどの症状を伴うこともあります。冷えによる便秘は、体が冷えることで腸の動きが鈍くなり、便がスムーズに排出されなくなることで起こります。冷え性の方や、冷たい食べ物や飲み物を好む方に多く見られます。便は柔らかく、水っぽい場合もあり、残便感があることが多いです。お腹の冷えや腰痛、肩こりなどを伴うこともあります。気の流れが滞る便秘は、ストレスや不安、緊張などによって気の巡りが悪くなることで起こります。便は硬かったり柔らかかったりと一定ではなく、コロコロとした便が出ることもあります。お腹が張ったり、ガスが溜まりやすいのも特徴です。気分が落ち込んだり、イライラしやすくなることもあります。乾燥による便秘は、体内の水分が不足することで便が硬く乾燥し、排便が困難になることで起こります。いわゆる燥屎と呼ばれる状態です。便は硬くてコロコロとしており、ウサギの糞のような形状をしています。排便時に強い痛みを伴い、出血することもあります。高齢者や水分をあまり摂らない方に多く見られます。肌や髪も乾燥しやすくなります。
