乾霍乱

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乾霍亂:知っておくべきこと

乾霍亂(かんかくらん)は、突然の激しい腹痛を主訴とする急性疾患です。この腹痛は、疝痛(せんつう)と呼ばれる、締め付けられるような、絞られるような痛みで、波のように繰り返し襲ってきます。痛みの場所はみぞおちを中心として腹部全体に広がることもあり、特定の場所にとどまることもあります。その激しさは大変強く、患者は苦悶します。この激しい腹痛に加えて、吐き気や嘔吐も伴います。また、便意を催すものの、実際には便が出ません。強い便意と、実際には排便がないという状態のギャップが、患者をさらに苦しめます。これらの症状は前触れなく突然現れることが特徴です。東洋医学では、乾霍亂は体内の水分のバランスが崩れた状態、いわゆる「水毒」の一種だと考えられています。体内の水分が偏在し、あるべき場所に水分が行き届かず、腸の蠕動運動が阻害されている状態です。また、冷えも大きな原因の一つです。冷えによって胃腸の機能が低下し、水分の代謝が滞ってしまうのです。さらに、暴飲暴食などの飲食の不摂生も乾霍亂を引き起こす要因となります。胃腸に負担をかけ続けると、正常な働きが損なわれ、水分の代謝も乱れてしまうのです。乾霍亂は放置すると重症化する恐れもあるため、速やかに適切な処置を行うことが重要です。激しい腹痛や嘔吐、便意といった症状が現れたら、早めに医療機関を受診しましょう。