たむし

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掌の難治な皮膚炎:鵝掌風とは

鵝掌風とは、主に手に現れる白癬、いわゆる水虫の一種です。その名の由来は、皮膚の表面が硬く厚くなり、ガチョウの足裏のように見えるという特徴から来ています。医学的には、手部白癬、あるいは手掌白癬とも呼ばれ、足にできる水虫と同じ白癬菌というカビが原因です。鵝掌風は、単なる水虫と安易に考えて放置すると、慢性化しやすく、再発を繰り返す厄介な皮膚病へと進行します。見た目にも変化が現れるため、精神的な負担を感じる方も少なくありません。私たちは日々、様々な動作で手を使います。そのため、鵝掌風を患うと、日常生活における様々な動作に支障が出て、生活の質を大きく下げかねません。初期症状としては、手のひらや指の間、手の甲などに小さな水ぶくれや赤い斑点が現れ、強い痒みを伴います。症状が進むと、皮膚は更に厚く硬くなり、乾燥してガサガサとした状態になります。酷くなると、ひび割れを起こし、出血や痛みを伴うこともあります。痒みのため、患部を掻きむしってしまうと、症状の悪化や細菌感染を招く恐れがあります。また、他の部位への感染、例えば足白癬(いわゆる水虫)や爪白癬などを引き起こす可能性も懸念されます。さらに、家族など周囲の人々への感染リスクも高まります。このような事態を避けるためには、早期発見と適切な治療が何よりも重要です。少しでも異変を感じたら、皮膚科専門医を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。自己判断で市販薬を使用すると思わぬ副作用が出る可能性もあります。医師の指導の下、適切な薬を適切な期間使用することが、鵝掌風を克服するための近道です。
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肥瘡:その特徴と東洋医学的理解

肥瘡(ひそう)は、皮膚糸状菌というカビの一種が引き起こす皮膚の病で、いわゆる「たむし」の中でも独特の姿を見せるものです。このカビは頭皮を好んで住み着き、特徴的な黄色いかさぶた(痂皮かひ)を作ります。このかさぶたは、まるで茶碗を伏せたような形で、真ん中がくぼんでいるため、他の皮膚病と見分けるのは容易です。また、カビ特有の臭いを発することもあり、周囲の人に気づかれることもあります。肥瘡は、そのままにしておくと、毛が抜け落ちたり、頭皮が縮んで薄くなったりすることがあります。そのため、早く見つけて、適切な治療を行うことが大切です。西洋医学では、抗真菌薬を用いた治療が中心となりますが、東洋医学では、肥瘡は体の中の状態が深く関わっていると捉えます。体に湿気がこもり、熱がこもる「湿熱」や、体に毒がたまる「毒素の蓄積」が、肥瘡の主な原因と考えられています。湿熱は、脂っこい食べ物の摂りすぎや、不規則な生活、過労などが原因で生じます。また、毒素の蓄積は、老廃物の排出がうまくいかないことなどが原因となります。東洋医学では、肥瘡の治療には、単にカビを退治するだけでなく、体質から改善していくことが重要だと考えます。漢方薬を処方したり、食事や生活習慣の指導を行ったりすることで、体全体のバランスを整え、肥瘡の再発を防ぎます。具体的には、余分な湿気や熱を取り除く漢方薬を使用したり、発酵食品や生もの、脂っこいもの、甘いものなどを控え、消化の良いものを中心とした食事を摂るよう指導したりします。また、適度な運動や睡眠をしっかりとることも、体質改善には欠かせません。肥瘡は、適切な治療を行えば治る病気です。気になる症状があれば、早めに専門家に相談しましょう。