その他 疳の症候と東洋医学的アプローチ
{疳とは、乳幼児に見られる慢性の栄養状態の悪化を指します。}小さなお子さんは成長の真っ最中で、生命エネルギーと血液の生成が未熟なため、外界からの悪い影響を受けやすいのです。そのため、きちんと栄養が摂れなかったり、食べ物を消化吸収する働きの調子が悪かったりすると、生命エネルギーと血液がうまく作られなくなり、疳の症状が現れます。具体的には、顔色が悪く、やせて元気がなく、食欲不振や下痢、便秘などの症状が見られます。夜泣きやかんしゃくを起こしやすくなることもあります。西洋医学では栄養不足や消化器の病気が原因と考えられていますが、東洋医学ではそれだけでなく、お子さんの体質や生活環境、お母さんの健康状態なども総合的に見て判断します。お母さんの妊娠中や授乳中の栄養状態、生活習慣、精神状態が、お子さんの体質に影響を与えると考えられているからです。東洋医学では、疳の治療は、食事療法を中心に行います。消化しやすいものを少しずつ与え、胃腸の負担を軽くすることが大切です。また、お灸やマッサージで、胃腸の働きを良くし、生命エネルギーと血液の流れを良くする方法も用います。疳は、単なる栄養不足ではなく、お子さんの成長や発達に影響を与えることがあります。早期に発見し、適切な治療を行うことが大切です。普段からお子さんの様子をよく観察し、少しでも気になることがあれば、早めに専門家に相談しましょう。
