その他 赤ちゃんの夜泣き:客忤夜啼を知っていますか?
客忤夜啼(きゃくごやてい)とは、東洋医学で使われる言葉で、主に乳飲み子、特に生まれたばかりの赤ん坊から歩き始めるくらいまでの幼い子どもにみられる夜泣きのことを指します。これは、突然の大きな物音や強い光、急な動きといった、思いがけない刺激によって起こると考えられています。いわゆる「びっくり」したことが原因となるのです。ただ夜泣きをしているというだけでなく、何か子どもを驚かせるような出来事があった後に、夜泣きがひどくなった、あるいは夜泣きが始まったという場合に、客忤夜啼が疑われます。現代医学では、原因がはっきりしない夜泣きとして扱われることもありますが、東洋医学では、この「びっくり」したことが体に影響を与え、夜泣きという形で現れると考えられています。生まれて間もない赤ちゃんの繊細な心と体は、大人よりも外の刺激に敏感で、反応しやすいのです。そのため、些細な出来事でも、赤ちゃんにとっては大きな刺激となり、夜泣きにつながることがあります。大人の感覚では大したことではなくても、赤ちゃんにとっては大きな負担になっている場合もあるのです。例えば、初めて見るおもちゃや少し大きな音、急に抱き上げられるといったことでも、赤ちゃんは驚いてしまうことがあります。そして、その驚きが心の中に残り、夜寝ている間に思い出されて、夜泣きにつながると考えられています。赤ちゃんの様子をよく見て、何か異変がないか、いつもと違う様子はないか、注意深く観察することが大切です。周囲の大人は、赤ちゃんの気持ちに寄り添い、安心できる環境を作ってあげることが重要です。スキンシップをたくさんとったり、優しく声をかけたりすることで、赤ちゃんの不安な気持ちを和らげ、夜泣きを軽減できることもあります。客忤夜啼は、赤ちゃんの成長とともに自然と治まっていくことが多いですが、あまりにもひどい場合は、専門家に相談することも考えてみましょう。
