その他 過剰な眠気、嗜眠と嗜臥
嗜眠と嗜臥、どちらも過度の眠気をあらわす言葉ですが、その違いは意識状態にあります。嗜眠とは、意識がもうろうとした状態で、問いかけには反応するものの、すぐに眠りに落ちてしまう状態を指します。まるで浅い眠りの淵にいるような状態と言えるでしょう。一方、嗜臥とは、寝床に横たわることを好む状態を指します。意識ははっきりしており、会話もできますが、体を動かすのが億劫で、横になっていた方が楽だと感じている状態です。どちらも日常生活に大きな支障をきたすほどの強い眠気を特徴としています。日中、活動している最中でも強い眠気に襲われ、会議中や仕事中、車の運転中などにも関わらず、居眠りをしてしまうこともあります。夜間は十分な睡眠時間をとっているにも関わらず、日中に耐え難い眠気に襲われるのが特徴です。これは、単なる睡眠不足とは異なり、何らかの病気が隠れている可能性を示唆しています。例えば、脳の病気、睡眠時無呼吸症候群、うつ病、甲状腺機能低下症、貧血、糖尿病などの病気が原因で嗜眠や嗜臥の状態が現れることがあります。また、服用している薬の副作用でこのような症状が現れることもあります。そのため、嗜眠や嗜臥の状態が続く場合は、自己判断で睡眠導入剤などを服用するのではなく、医療機関を受診し、適切な検査と診断を受けることが重要です。専門家の指導の下で原因を探り、適切な治療を受けるようにしましょう。放置すると日常生活や社会生活に大きな影響を及ぼすばかりか、命に関わることもあります。
